月の光 in the moonlight 2003 11 3
静夜思 李白
床前看月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷
ふと、寝台の前を見ると、月の光がさしこんでいた。
それは、地上に降りた霜ではないかと思うほどだった。
どのような月かと、山の端の月を見れば、
故郷の月を思いだし、
頭をうなだれて、思うばかり。
木のまよりもりくる月の影見れば
心づくしの秋は来にけり よみ人しらず
木の間から、もれてくる月の光を眺めていると、
心づくしの秋が、やってきた。